こんにちは、SINOです。最近の学生と話していると「社会」や「働くこと」に対して関心が薄い人が増えているように感じています。このことが面接で自分の考えを効果的に伝える力に影響してしまって、結果的に就活がなかなか上手くいかないという原因のひとつになっています。
例えば、採用面接では以下のような質問を受けることが多々あります。
「あなたにとって働く意味は何だと思いますか?」
「最近気になっているニュースは何ですか?」
こういった質問は「社会」や「働くこと」に対して自分なりの考えを聞かせて欲しいという企業側の意図があります。この質問に対して、就活生が「何を言えばいいかわからない」という理由のひとつには、社会や働くことについての関心が不足していることが挙げられます。社会問題や働くことについての知識や理解が浅いと、深掘りされた質問には答えられません。
ここでは、あなたが家族との対話を通じて、就職活動に役立つ情報を得る方法について私なりのアドバイスをしたいと思います。自分の知識が不足しているなと感じている人は、ぜひ最後まで読んで、今日から働きかけてみてください。
目次
就活をご家族から学びましょう!
就活中はあなたの「人生の岐路」です。すべてをひとりでやろうとすると失敗することがあります。なぜなら、まだあなたがビジネス社会を知らないからです。ビジネス社会に精通し、あなたをよく理解している人から助言をもらい、働くことについて学びながら進めていくことは効果的です。
●親や兄姉は一番身近な社会人の先輩
●自分を客観的に知ることができる
就活成功のカギは、「どれだけあなたの思考が社会人に近づいているか」です。社会人マインドを理解して、あらかじめ身につけておくことで、就活は必ず有利に進んでいきます。ですが実際、多くの就活生に養われていないのが現状のようです。なぜならこのようなアドバイスは大学のキャリアの授業でもなかなか教えてもらえない本質的なことだからです。
結局は、就活生自身がどれだけ学生のうちにアルバイトを経験したり、ボランティアをしたりしながら、自らの経験のなかから「働くとは何か」や「社会人と学生との違い」を学び、社会人マインドを理解しているかを面接官に伝えられるかが勝負どころなのですが、実際には就活生は「そこまで考えてアルバイトしていなかった。」とか「友達に誘われたからボランティアをしていただけ。」などと言う人が多いので、そこまで深く考えて取り組んでいた人はそこまで多くないのが現状のようです。
でも、そんな人にも身近に良い先輩がいます。それがご両親です。ビジネス社会の現実を日々歩んでいらっしゃる一番身近な社会人です。そしてもちろんご兄姉もです。
OBやOG,アルバイト先の社員の方でもかまいません。あなたに身近な社会人に、働くことや、社会のことを学ぶことができます。
面接で「働くことの意義や目的について」問われたときの対策にもなる
「なぜ就職したいのですか?」と「あなたにとって働くって何ですか?」という質問は、人生でまだ一度も社会で働いた経験がない学生にとって、難しい質問だと思います。この質問は、アルバイトと正社員とどう違うのかを理解しているか否かを知りたかったり、将来目標をきちんと持っているかどうかを志願者に確認したいときに面接官が問いかけてくる質問です。
こういった質問に備えるためにも、自分なりの考えを持っておきましょう。
ご家族から経験談をうかがっておくことをおススメします。
ご家族に経験談を聞いてみると参考になります
●仕事のこと
●働くこと
●あなたの将来のこと
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自己理解をもっと深める方法/あなたの自己分析が浅い理由【新卒就活生の盲点】
親の仕事に関心がない人は、なかなか自分の就活も思い通りにいかない
親の勤め先を知らない学生がいます。「働く」という意味を問われたとき、何を答えたらいいのかわからないかもしれません。親の仕事に関心がない理由もその人なりにあるでしょう。例えば、両親が共働きでいつも一人。家族が揃う時間がなくて親が働きにいく姿も見たことがないなどです。そうなれば親のことなど関心も芽生えないかもしれませんし、ひとりの時間は自分が関心があることだけに集中してしまうという生活になってしまうのも無理はないのでしょう。
でもその結果として興味の幅は狭くなり、自分の関心があることにしか興味を示さなくなってしまうと、就活直前まで来たときに「やりたいことが1つしかない」とか「何をしたらいいかわからない」「なぜ働くかさえよくわからない」になってしまい、自分自身が困難に向き合うことになるのです。
自分の将来の職業志向も曖昧になっている状態かつ、自分に興味がなければ知ろうとしないという姿勢が染みついてしまっていると「社会のこと」や「仕事のこと」も、なんとなくしか踏み込む力がないので自然と視野が狭くなり、就活ではなかなか思うような結果に結びつかなくなってしまいます。
身近な社会人と、たくさん会話をしましょう
いまからでも決して遅くはありません。親や兄弟がだめならば、親戚やアルバイト先の社員さん、社会人の先輩でもいいです。大人を見つけて話を聞きましょう。社会人とコミュニケーションすることがとても大事です。身近な社会人から聞く仕事に関する話は「具体的なビジネス情報」です。貴重な情報なので、就活スタート前にうかがっておきましょう。以下に「聞いてみることおすすめ質問」を一覧にしておきますので活用してください。
【家族に聞いてみることおすすめ質問】
- 働いている会社のことを聞かせて
- どんな仕事をしているの?いちばん大変だったことは何だった?
- いちばん嬉しかった出来事について聞かせて
- いまの仕事をやって良かったと思ったときのことを聞かせて
- 仕事でやりがいを感じるときはどんなとき?
- 私ぐらいの歳のころは将来をどんなふうに考えていた?
- 最近気になる社会のニュースって何?
さらにあなたのことについても聞いてみましょう。家族はあなたを一番よく知っています。他者から見たあなたへの評価は自己分析に役立ちます。自己分析を深めるためにも大事です。そのあたりについては別記事で詳しく書いてありますので、ES,面接対策としてそちらも参考にしてください。
大人
まとめ
仕事のこと、働くことを身近な先輩から直接聞くことはあなたにとって大きな学びになります。あなたの成長にもつながりますので、恥ずかしがらずご協力をお願いして、就活の成功につなげてください。日頃からコミュニケーションをとっていることが、あなた自身の将来にきっと良い影響を与えてくれます。関心を持ってさまざまな経験談を聞いてみてくださいね。
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