こんにちは。就活アドバイザーSINOです。自己分析のやりかた考え方をわかりやすく解説する記事です。自己分析のやり方がわからないという人、就活で結果が出なくて困っている人。このブログにたどり着いたあなた、とてもラッキーです! 大学の授業や、就活本には載っていない、リアルな社会人の在り方をお伝えします。「社会人マインドの重要性」についてです。
私は就活がなかなか上手くいかないという就活生の相談にのっています。社会人目線で判断すると、そういう人には「共通点」があります。その共通点とは、社会人マインドの欠如です。つまり、「学生思考で面接を受けている」です。私がアドバイザーとして、「思考スイッチの切り替え」をサポートします。社会人思考で企業へアピールする力を育てることが、就活成功の秘訣です。すると就活生は途端に、複数の企業から内定を獲得してくるようになるのです。
あなたもこの記事を読み進めれば、社会人思考への切り替えられるでしょう。私自身の経験からの学びをわかりやすく解説してまいります。就活生にとっては、具体的かつ有益な情報だと思います。理解ができたときには、すでに社会人マインドに切り替わっていることでしょう。そのときから、あなたの就活に変化がおきるはずです。ぜひ、最後までおつきあいください。
目次
【この記事のポイント】
- 自己分析を深めるための具体的な方法
- 学生から社会人への思考の転換方法
- 自己理解と自己分析の違いについて
- 感謝の気持ちが自己理解を深める重要性
- 他者からのフィードバックを活用する方法
- 具体例と体験談を交えた実践的なガイドライン
自己分析のやりかた、考え方を超わかりやすく解説します!
さぁ自己分析を行いましょう。まず、自己について深く理解することからはじめましょう。あなた自身について深く 深く 考えるということです。自己理解が深まることで志望動機やキャリアビジョンが明確化され、企業に対して真摯で説得力のあるプレゼンテーションが可能になります。「自己分析」はあなたの就活を成功させるための基盤になります。さっそく何から考えればよいのかをまとめました。
【自己について考えてみる項目】
- 自分は何をしたいのか、それは何故か?(欲求と動機)
- どういう分野に興味関心があるのか?(そもそもいつ、なぜそれに興味を持ったのか?)
- 得意な分野はなんだろう?(不得意分野は?)
- 他人よりも長けている能力はなにか?(それをどこで発揮しているか?)
- 他人よりも不足していると感じる能力は?(なぜそう思うか?)
- やりたいことや興味が思いつかない人は、できそうなこと(適している)は何か。
- 自分が大切にしている価値観は?(なぜそう感じているのか?)
- どのような働き方・生き方をしたいと考えているか?理想のライフワークバランス(それはなぜか?)
自己理解と自己分析の意味
質問にスラスラと答えられましたか? 自分のことがよくわからない、強みもわからないという就活生は少なくないので、就活をスタートする前に、早めに準備を進めましょう。もし、すでに就活が始めているという人は、足らないところをすぐに補ってください。
いま、就活に取り組んでいる人は全員、これらの質問には速攻で答えられるようになっていること。そうでなければ準備不足と言えます。各項目に対し自分自身で答えを出したなら、就活ノートなどに必ず書き留めておいてください。「あなた自身についての情報」をたくさん収集してください。そして自己を分析するという工程に進んでください。
それから、自己理解と自己分析の意味がよくわかっていなかったり、ごっちゃになっている人がいるので、双方について説明しておきます。深い自己理解があってこその自己分析であり、このふたつは切っても切り離せません。
就職活動において自己理解(自己分析)が必要なワケ
就職活動のために、そもそもなぜ自己理解が必要なのか? その理解していたほうが良いので触れておきます。これはあくまで私流アドバイスです。私は社会人生活が長く、企業の経営者の近くで働いていたことも、また人事総務部という企業の中枢セクションにいたこともあるため、採用目線を理解しています。反対に、就活生と一対一の面談を10年間も続けている現役の就活アドバイザーなので、学生さん側の不安な気持ちや目線も理解しています。ですので、双方の目線で「なぜ深い自己理解が就職と関係するのか」について解説します。
①自分を魅力的にアピールするために必要だから
自分を知っているからこそ、企業に自分を魅力的に売り込むことができます。
例えば、自身を商品に見立てて考えてみるとわかりやすくなります。販売員がある商品をセールスするとします。販売員は商品についての詳しい理解がないまま、お客様の元にセールスをしに行きました。その商品についてわかる範囲でピーアールをしました。お客様からいくつかの質問を受けましたがあいまいに回答して、説得力のあることは何も言えませんでした。その結果、お客様はその商品を購入しませんでした。お客様はその商品を使うメリットがわからなかったのです。つまり、販売員はお客様にその商品を購入する価値や魅力を伝えられなければ、信頼されることはないし、購入に至らることはないということです。
就職活動もこれと同じで「あなた」という商品を「あなた自身が企業に売り込む」プレゼンテーションです。自己分析が浅いまま採用面接を受けている学生は、あなたという商品の良さや企業側が採用する価値を自身が熟知しないままで客先に出向いている販売員と等しいといえます。採用する側はあなたという商品について詳細を知るために質問することは当然で、その質問に対して的確な回答が来なければ、その商品(あなた)を採用するには不安があります。わざわざピーアールしに来たのに商品について熟知できていないということは、企業側から見たら「不勉強だな」と感じるでしょう。売り込もう!という意欲も欠けていると思うでしょう。この説明を読んで、もし理解してもらえたならば、次の面接はきっと良い自己PRができると思います。
② 適職・適企業の発見のために必要だから
自分の適職や適する企業を見つけるために自己分析が必要です。自己理解が深まれば、自分に合った職場環境や企業文化を見極める力が身につきます。自分の価値観や強み、興味を正確に把握することができるので、自分に最適な職種や企業を選ぶことができます。それは、入社後に「思っていた仕事と違う」「会社の文化が合わない」といったミスマッチを防ぐことにつながります。
適職・適した企業を見定めよう
- 自分の価値観と合っているか
あなたが大切にしている価値観が、企業の理念や文化と一致しているでしょうか。そのことを確認しましょう。企業で働くことに対する満足感が高まります。 - 自分の強みを活かせる職種か
あなたの強みや、スキルが求められる職種を選びましょう。そうすることで、仕事での成果を上げやすくなります。職場での評価も高まります。 - 興味や関心のある分野か
あなたが関心を持っている分野で働くことは、モチベーションの維持につながります。また、長期的なキャリア形成にプラスとなります。過去の経験や価値観などを振り返り、それが自分にとってどんな意味を持つのか。そこまで、深く考えてください。ただし、視野が狭すぎると興味や関心が極端に狭まります。広い視野で考えることが大事です。
③学生思考から社会人思考へのスイッチの切り替え
社会人思考へスイッチを切替えるためにも自己理解が必要です。
採用面接の本番を受けるときには、就活生は社会人思考に切り替わっている必要があります。なぜなら、学生思考のままでは内定を獲得することができないからです。それにもかかわらず、学生思考が抜けないまま就活をしている人がとても多いと感じています。そのことは、就活生が持参するESや履歴書に書かれている内容で感じ取られるからです。
就職活動をするというタイミングで自分を探る作業をすることは、面接通過のためだけでなくて、大人になるための準備です。社会人になるために必要なことという意味で捉えてください。これは大学の授業でも教えてもらえないとても大事なことです。「自分思考」から「相手思考」へ思考のスイッチを入れ換えることが社会人になるためには不可欠なのです。
学生と社会人は思考が異なります!※ここ大事です!
■学生 →【自分思考、自分たち思考】
■社会人→ 【他者思考 (貢献)】
学生は基本的に自分目線です。大学でモノづくりをするときのことで例をあげましょう。学生の場合、ほとんどが自分がつくりたいもの、自分たちが面白いと思うもの、自分たちが便利と思うものをつくります。チームで何かを行うときも同じくです。チーム全員で相談をしながら、自分たち目線でものを制作しているのです。
しかし、社会人は違います。常に他者目線です。誰かのため、社会のため、社員のために。自分は、自分たちは、いったい彼らに何ができるのか。そういったことを常に考えるという思考があります。他の誰かのためにモノづくりを行い、サービスを提供しているのが社会人です。自分や自分たち思考でものづくりを行ったり、サービス提案をしても、売れません。人や社会の役に立つ。その対価として、賃金を受け取るのが社会人であり、企業人なのです。
では、就活生が「相手思考の社会人」になるためには、どうすればいいと思いますか?
私はこう思います。自分が生まれてからこれまで何を経験し何を考え、どんな成長をしてきたのか。周囲にはいつも誰が居て、これまでどんな人たちにお世話になって、どんな言葉に励まされ、何を感じて何を思い、その時あなたはどのように行動したのか、などなど…。過去に遡って自分自身を客観的に考えてみることです。
そうすると、これまであなたに関わってきた人たちや、周辺環境、地域社会への有難さの気持ちが生まれてくるはずです。いまの年齢までたったひとりで成長してきたという人はいません。「自分はずっとひとりだった。」という人がいるとしても、例えば、地域や川や海、自然の力など、人の周囲には感謝できるモノやコトが、何かしらあったことを思い出すのではないでしょうか?
感謝があるから、人や社会への貢献意識も高まります。社会人は自分自身のためでなくて、いつも相手のことを考え、相手思考で仕事をします。あなたの思考スイッチを切り替えるためには、まず身近かなことから感謝の気持ちを持って人や社会へ貢献する気持ちを芽生えさせましょう。
自己理解ができれば、他者(周囲環境含む)のことも理解できて、社会人思考になれます!
自己理解が大事な意味をわかってもらえたならば、貴方の周囲や他者のことも、相手の立場になって考えて理解できるようになります。そうすると自然な流れで社会人にスイッチできます。気持ちがそのように変化してくると、就職活動でも言動が変わるはずです。自信もついてきますから、志望する企業からも高い評価を得られるようになり内定がグンと近づくでしょう。これは本当のことです!就職活動は、あなたの心も成長するときです。
自己を追求し過ぎて、動かないのはタブー
頭で考えずに動く!が鉄則です。
これは、就活成功のための鉄則と心得ましょう。自己を追及し過ぎて「自分はいったい何をやりたいんだろう?」 「長所はなんだろう?」と頭で考えて動かないでいると何も進まなくなります。
いくら過去を思い返しても結局何も浮かばずに、かえって悲観的になって落ち込んでしまったいうことになり兼ねません。どんどん動けば、必ず何かが見えてきます。
自分はどういうタイプの人間なのか? どういう仕事が合っているのか? ちょっと違うかもしれない業界でもいいので、色々な業界の説明会に参加するなどして動きながら考えればいいのです。企業を色々と回りながら、働く人と直接会って話を聞いたり、社会人の先輩に会う、アルバイト先の仲間に話を聴くのもいいかもしれません。とにかくアクションをしながら、自分についてあれこれ考えることも自己理解です。頭で考えるばかりの就活にならないで。
自己理解の明確化の方法 (これさえやっておけば面接の深堀りクリア!)
さて、自己を明確化する方法です。
深く自分を探る作業はとても面白い作業です。就活のためと思わずに興味を持って取り組んでみてください。
【自己理解の明確化の方法】
●過去の出来事をひとつずつ思い出して深堀りする。
行ったこと、考えたこと、興味を持ったことなどに対して
『そもそもなんで?』 を自分に数回問いかけてください。自分の考えや価値観・長所・短所・特徴などが明確化されていきます。●自分の人生を大学時代から幼少期までさかのぼって経験を書き出す。
それぞれで養った能力・知識・適正を書き出しましょう。
●独りよがりから脱却する。
他人に聞くことで自己分析がさらに深まります。社会人に意見を聞いたり、先生、アルバイト先の上司、友人、部活・サークルの先輩、後輩、就活アドバイザー、兄弟、両親など、他人からの意見を聞いてみましょう。とくに社会人に意見を聞いてみることをお勧めします。結局、自分のことを自分だけで知るには限界があって、自分には見えていないけれど、他人からは見えていることって、結構ありますよね。
ある日こんなことがありました。私のところに相談に訪れたA君に「あなたの長所は?」と質問したところ「オレは長所がないんです。」と言いました。でも、Aさんの友人のB君に「彼の長所ってどんなところだと思う?」と尋ねてみると、即座に「よく相談にのってくれるし 話しやすいところですかね~。」と言ってくれました。A君自身が知らない長所を他人が教えてくれたという実例です。
自己理解を深めることはひとりでは無理です。就活では自分では気づかない盲点さえ理解する必要があります。ひとりでやろうとすれば当然浅くなりますから、就活は誰かと協力し合いながら進めていくのがベストです。
最後に
採用面接はとてもシビアです。厳しいことを言うようですが、就活は数打てば当たるというものではありません。内定までなかなかたどり着かずに、つらい思いをする就活生を私は毎年みています。
採用面接であなたを評価する人は他人ですから、相手から見たあなたはどのように見えるのかを知っておく必要があります。自分が思っている長所、短所だけではなくて、他人から見たあなたのイメージ、長所や短所もきちんと確認しておきましょう。
自分を掘り下げてみることはおもしろい作業でもあるので、就活をきっかけに新たな自分発見を楽しんでみてくださいね。あなたらしさが活かせる企業・仕事に、きっと出会えることを願っています。
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