こんにちは。就活アドバイザーのSINOです。このブログは、どっぷり企業人だった過去の私と、新卒就活アドバイザー歴10年のいまの私、その両方の視点での就活本には載っていない、大学でも教えてもらえない、実践的なアドバイスです。就活成功のみならず、きっとあなたの将来の成長にも役立つと思うので、ぜひ楽しみながら就活のお供に読んでもらえたら嬉しいです。
目次
就活スタート、何するの?
就活のスタートラインに立っている就活生の中には、「踏み出したくても、その一歩をどう進めていけばいいのかわからない」と就活が停滞してしまっている人もいるかと思います。
このような問題を抱えている人は、この記事を読むことでやるべき道筋が見えてくると思います。
- 就活どこから始めればいいのか分からない人
- 自己分析の方法が分からない人
- どの業界や企業が自分に合っているのか分からない人
- 面接やエントリーシートの書き方が分からない人
- 筆記試験対策が不十分な人
- 計画的に進められない人
- 合同説明会やインターンシップへの参加に不安な人
最初にやることはコレ!
最初に結論として、就活をはじめたら以下のことを行ってください。※それぞれ別の記事で詳細アドバイスあります
- 自己分析
- 業界・企業研究
- 合同企業説明会・インターンへの参加
- 筆記試験対策
●要チェック!ポイント
※ 就活の第一歩:早めにスタートする!が成功への鍵
「就活は少しでも早くスタートした方が絶対的に有利です! 慣れる時間が必要だからです。本番で自分をうまく表現できるようになるには、経験を積んで自分に自信をつけなければなりません。早めにやらなかった結果、第1志望先の面接が就活で最初の面接になってしまった!まだ練習していない」こうなってしまう就活生が実際にいますので、そうならないように早めに動くことをおススメします。さらに企業側から見ても早くから就活をスタートさせている学生は好印象を得やすいという面があります。ほかにも理由は多々あるので、それは他の記事に書いておくので、気になる人はそちらも読んでみてください。
自分を具体的に知ることを「自己分析」という
自己分析とは、自分の強みや弱み、価値観を深く理解して分析することです。就活のために行う作業だと考えると、難しく考えてしまいがちなのですが、これまで生きてきたあなたが経験したことや、そこから生まれた価値観、出会った人など振り返って思い出し、考えてみるということです。
『生まれてからこれまで生きてきた自分のことを振り返りながら認知して将来について考えること』
過去の経験を経て、あなたはどんな人間として成長したのでしょうか。それを考える「自己分析」という作業は面白いし興味がわいてくるのではないでしょうか。就活のためというのでなく、社会人(大人)になる前段階として、自分フィードバックは必要不可欠です。
以下のポイントをノートにまとめると、自分自身を深く知る手助けになります。
- 自分の強みと弱み
- 好きなこと・嫌いなこと
- 達成感を感じた経験
- 将来の目標や夢
自分を知ることで、面接で自分の強みをアピールする材料になりますし、自分に合った企業を見つける手助けにもなります。また、自己分析を通じて得られる自己理解は、社会人になった後も役立ちます。例えば、自分がどのような環境で最もパフォーマンスを発揮できるのか、どのような人と一緒に働くのが好きなのか、といったことが分かるようになります。
業界・企業理解:どのような業界・企業があるか
次に、業界・企業理解を深めましょう。日本にはおよそ約420万社もの企業があります。その数は個人事業主の企業など小さな企業もカウントされていますが、とにかくたくさん企業があることを知ってください。四季報なども役に立ちます。近年はベンチャーなど小規模でも勢いのある会社も増えていますし、株式に上場している企業の数も3800社を超えています。「行きたい会社が全然ない」と悩む就活生がときどきいますが、企業を知らないことが原因です。就活をスタートしたなら世の中のこと、企業のこと、ビジネスについて興味を持って見ていくこと。
もし、すでに興味があること・やりたいことがある場合は、自分の興味に関連した商品やサービス、職種、業界、企業をリストアップしてみることろからはじめましょう。
1. 業界地図で全体像を把握する
『業界地図』を使って、日本の主要な企業や業界の構造を理解しましょう。「興味のない業界」を切り捨て、興味がありそうな業界をリストアップします。興味あるかどうかわからない業界は、あなたが知らないだけで実は面白い業界かもしれません。『可能性あり』と考え、メモをしておきましょう。
業界地図を使うと、各業界の主要な企業やそのつながりが一目で分かります。例えば、IT業界ならば、ソフトウェア開発企業やハードウェア製造企業、インターネットサービス企業などがどのように関係し合っているのかが見えてきます。これにより興味を持てる業界を絞り込む手助けになります。
2. 新聞を活用して興味を探る
ネット検索では自分の見たい部分しか抽出されませんが、新聞はペラペラめくって流し読みをするだけでも多くの情報が目の中に写り込みます。見出しだけで良いのでサラッと流してみるのが効果的です。流し読みしていると、潜在意識の働きで、自然と自分に興味がある表題だけに目が止まります。あなたの潜在意識を活用して、業界探しをする方法は有効です。おすすめの新聞は「日経産業新聞」です。日々のニュースから自分の興味を引く業界や企業を見つけるのに役立ちます。新聞の活用はネットでは見逃しがちな情報にも触れることができます。例えば、ある企業が新しい技術を開発したというニュースがあれば、その企業に興味を持つきっかけになるかもしれません。それだけでなく、新聞を読む習慣がつけばビジネスの動向に敏感になり、視野が広がります。
3. 興味がある業界・企業の研究をさらに深める
社会の全体像をおおよそ把握したら、その中から就職先として考えられる業界や企業をリストアップして、さらに調べてください。企業のホームページや四季報などを参考にして、事業内容や社風、商品・サービスなどを確認します。その企業がどのようなビジョンを持っていて、どのような価値観を大切にしているのかも確認してください。それを見て、あなたはその企業についてどのように感じるか。あなたがその企業について感じたり、思ったことも必ずメモに残しておくことが大事です。
就活をスタートさせると新しい知識がどんどん増えて広がります。そして、自身の成長を客観的に感じるようになっていくと思います。その全てが社会勉強で、就活にとても効果的に働きます。
『就活って結構おもしろい!』と思えるようになったという就活生は、就活にポジティブに取り組めるようになり、次第に無双と化し、大手企業からの内定を複数獲得した強者に成長した人もいます。
社会はすべて繋がり合い、協力し合っています。あなたが就職する業界(企業)は1つでも、社会の全体像を把握している人と、していない人では結果に大きな差が開く可能性があります。ですから、ひとつの業界でなくて全体的な理解も行うようにしてください。
業界研究はこうやる!徹底的に業界を知るための方法【就活アドバイザー直伝】 「就活軸」を明確にする方法【新卒就活】
合同企業就活イベントやインターンに参加
学内や学外の合同企業説明会やインターンに参加して、直接企業の方から話を聞きましょう。知らない業界の説明も積極的に聞くことで、新たな発見があるかもしれません。
知らない業界の説明も、聞くだけでも聞いてみることをお勧めします。「思いがけず面白かった」 となるかもしれません。就活は出会いやきっかけづくりが大切です。「やっぱりこの業界は違う」と思ったとしても、知らない業界についての理解ができただけで「成長」です。
例えば、食品業界に興味がないと思っていた学生が、説明会で実際に企業の話を聞いたところ、その業界の魅力に気づくことがあります。また、インターンシップに参加することで、実際の仕事の現場を体験できるため、自分に合うかどうかをより具体的に判断できます。
参考記事はこちら↓
インターンシップどこに行く?/迷っている人へ、効果的な選び方
夏インターン!早期内定に本当につながるのか【大学3年生必見】
業界・企業を絞り込む
選択に困った場合はインターンや説明会に参加し、実際に見たり聞いたりすることで疑問を解決すると良いでしょう。そしてどの業界がYESで、どの業界がNOだったかを判断していきます。
企業は多すぎても大変ですし、少なすぎても困るので、20社ほどに絞り込んでください。そしてさらに絞り込みます。ホームページなどで1社1社確認していきます。その他、条件面なども比較しながら絞りこんでいきます。事業内容や社風に魅力を感じるか。商品やサービスに魅力があるか。希望する職種があるかなどを見ます。
また、「内定難易度別」に企業をランク付けすることもすすめています。自分を中心軸に置いたモノサシをつくり、受けたい企業を難易度別に分け、それぞれ受けてみるという方法です。
自分がどのくらいの難易度の企業で内定をもらえそうなのかを想定するのは大事です。難易度の高い企業ばかりを選択して実力に見合っていなければ内定はもらえませんし、反対に自分を過小評価しすぎても良くありません。自分に合うレベルの企業を探る、滑り止めの企業もチェックして、さらにチャレンジしたい企業も合わせてチェックしておくなど、計画的に就活しましょう。
筆記試験対策をはじめよう
筆記試験対策もスタートしましょう。適性検査には様々な形式がありますが、まずは筆記試験対策を始めることが先決かもしれません。数学の公式や国語の文法、漢字などを見直しましょう。業者テストと、企業オリジナルとの2種類があります。
業者テストはSPI3が代表例です。総合適性検査や適職診断、性格テストなどで、勉強方法のおすすめとしては「SPI3問題集」を1冊購入し、1冊集中で勉強すること。おおよその傾向をつかんでおきます。
適性検査には、「自宅」や「テストセンター」や「企業内」で受けるものがあります。自宅でおこなう『Webテスト』は、マイナビやリクナビに登録すると無料で模擬テストが受けられるのであらかじめ受けておくこと。オンラインテストに慣れておくことが大事です。
企業のオリジナルテストは各企業が独自に作成した筆記テストのことで、おもに一般常識や小論文・作文などが出題されるようです。業界や企業によって内容が異なるため、総合的な対策が必要です。
まとめ
就活の第一歩は、自己分析、業界・企業理解、SPIと、ほぼ、同時にそれぞれを進行させてていくイメージになります。しかし、自己分析も、企業理解も「机上のみでは不可能」「実際に行動する」。これが就活をスタートさせるときの最重要な心得であり、これからの就活が良い方向に進むか否かのポイントになります。それを心得ながら、合同企業説明会やインターンに参加し、筆記試験対策も並行して行っていくことで、着実に内定への道が開けます。就活は経験の積み重ねが大事です。焦らずに一歩ずつ進めていってください。
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