「どこを見て企業選びをしたらいいかわからない…。」
「どの会社もみんな同じように見える…。」
新卒就活生の中には「やりたいこと」や「興味」をキーワードにして就活ナビで検索をしてみたけど、企業の数が多すぎてどの企業を選べばいいのか分からないので困っているという人が多いので、そのような悩みをもつ就活生に向けて記事を書きます。
私は就活のアドバイザーとして多くの就活生をサポートしています。また、企業人として様々な業界で働いていた期間も長く、ビジネスの最前線で多くの経験を積んできました。毎日、日経新聞を読んでビジネス雑誌に目を通すことは日常業務の一部でした。こうした経験を通じて、私は企業を見る目を養ってきました。現在はビジネス誌やビジネス書を読むことは私の趣味です。ですので、つねに最新の情報をキャッチしています。
こんな私が、新卒就活生のために、企業選びの方法をシェアします。この記事を最後まで読み進めれば、自分の目で企業を吟味して選ぶことができるようになると思います。アドバイザーSINO流の企業選びの方法を具体的にアドバイスしていきますので、しっかり理解して、あなただけのベストチョイスを見つけてもらえたら嬉しいです。
目次
企業選びのステップ
就活を始めたばかりなら、どの企業を選べば良いのか悩んでしまいますよね。企業の数がやたらに多すぎてどこに注目すれば良いのか迷ってしまうこともあると思います。そんな悩みを解決するための方法です。企業選びは一見難しそうに思えますが、ポイントを押さえれば自分に合った企業を見つけることができます。
企業選びの悩みは、あなたなりの「基準」を設けること解消します。軸が定まっていないままエントリーしてしまうと面接での志望理由に困ることになります。ならば、いったいどこを見て企業を絞り込めば良いのか? つぎは、企業選びの着眼点と、企業選びの方法をわかりやすく解説します。
ステップ1:着眼ポイントを決める
企業を見極めるポイントは様々あります。以下の中から自分が重要だと思う要素を見つけてください。例えば、「やりたい仕事にチャレンジできるか」「好きな商品やサービスを提供しているか」「企業理念に共感できるか」など、自分にとって大切なポイントを絞り込みましょう。
ステップ2:重要な要素を4~5つ選ぶ
あなたが選ぶ要素は「あなたが何を最も重視しているか」ということになります。これを明確にすることが就活において大事です。例えば、「企業の安定性」「成長機会」「ワークライフバランス」など、あなたが仕事をするうえで、企業を選ぶうえで重要視するものを考えて選んでください。
度に基づいて順位をつけていきます。こうすることで、企業を比較する際に迷わず、自分にとって最適な選択ができるようになります。選んだ要素に優先順位をつけて、自分にとっての「軸」を定めます。例えば、あなたにとって最も重要なのが「企業理念に共感できること」であれば、それを軸に他の要素も加えていきます。4~5つの要素を選びましょう。
ステップ3:選んだ要素に優先順位をつける
選んだ要素それぞれの重要度を比較して優先順位をつけます。優先順位をつけることで、自分が何を最も重視しているのかが明確になります。
例えば、「企業の安定性」「成長の機会」「ワークライフバランス」「給与面」など、あなたにとっての重要度に基づいて順位をつけていきます。こうすることで、企業を比較するときに迷わずに、あなたににとって最適な選択ができるようになります。
ステップ4:優先順位を付けた順に比較しながら企業選択する
選んだ要素が基準になるので、まずはたくさんの企業の中から全部の要素を満たす企業をチョイスして、さらに優先順位の上の要素がら順に、企業同士を比較して見ていきます。そうすることで、あなたが働く上で最も重要だと考えている要素を持つ企業を見つけることができます。
ステップ5:選んだ企業にエントリー
あなたが望む企業が見つかったら、さっそくエントリーしましょう。イメージ通りの企業なのかは実際に企業説明を受け、聞いて、見てみなければわかりません。行動に移してください。
企業を比較するとき着眼するポイント
企業見極めるポイントは人それぞれで、いろいろあると思います。あなたが重要視したいポイントをいくつか決めて、その要素を軸にして企業同士を比較すればよいのですが、その要素自体がよくわからないという人のために、おもな着眼ポイントを載せておきます。あなたならではの着眼ポイントをさらに加えてもらってもOKです。これらの中から、あなたが重要視する着眼ポイントを4~5つ選び、まずはあなたなりの企業選びの基準を作ってください。そうすることで、あなた自身の目で企業を選ぶこと出来るようになります
【企業比較の着眼ポイント】
企業を比較するための要素をいくつか挙げてみます。
- やりたい仕事にチャレンジできる企業自分のやりたいことや、興味のある分野で活躍できる企業を選びたい。
- 好きな商品や便利と感じるサービスなどを提供している企業あなたが魅力を感じる商品やサービスを提供している企業を選びたい。
- 企業理念や社長の考え方に共感できる企業企業理念や社長のビジョンに共感できる企業を選びたい。
- 将来ビジョンに期待できその方向性に魅力を感じる企業企業の将来的な成長性を感じる企業を選びたい。
- 得意分野があり企業独自のノウハウや仕組みが確立されている企業得意分野や独自のノウハウを持つ企業は競争力が高く安定した経営が期待できます。「ニッチ産業」は隙間産業ともいわれていて市場規模は小さいながらも圧倒的なシェアを誇る企業が多く存在しています。その分野においては「右に出る企業はない」ということもあり、つぶれない安定した企業と考えられます。2013年に世界で活躍するニッチ企業を「グローバルニッチトップ企業100選」として経済産業省が100の企業を選出しました。参考までにのせておきます。独自の強みを持つ企業は他にも多くあります。ホームページなどを読みながら、あなた自身の目で企業を深く観察してみてはどうでしょうか。
- 人事担当者や先輩などの雰囲気がよかった企業実際に働く環境や、人事担当者や先輩社員の雰囲気で選びたい。
- 会社のホームページがわかりやすくて好感度が高いと思った企業わかりやすく好感度の高いホームページを持つ企業を選びたい。
- 社員教育や研修制度が整っていて優秀な社員が多いと感じた企業社員教育や研修制度が充実しる企業を選びたい。
- 研究開発や設備投資に力を入れている企業研究開発や設備投資に力を入れている進化し続ける企業を選びたい。
- 社員の離職率が低い企業離職率が低くて働きやすい環境が整っている企業を選びたい。 ※就職四季報の活用がおすすめ
11. 四季報をチェックして内容が良い企業(上場企業の場合)
黒字経営や借金の少なさ、自己資本比率の高さなどを確認して企業を比較しましょう。これにより、企業の財務健全性を把握できます。
12.転勤の有無や勤務地が理想的な企業
転勤の有無や勤務地も重要な要素です。自分のライフスタイルや希望する勤務地に合わせて企業を選びましょう。
13.過去の採用実績を確認して企業を選ぶ
過去の採用実績を確認することで、企業の採用方針や求める人材像を把握できます。これにより、自分がその企業に合っているかどうかを判断しやすくなります。
14.そのほか自分が『絶対に譲れない』要素を持つ企業
あなたが「絶対に譲れない」という要素があれば明確にしてください。企業選びの基準のひとつになります。
まとめ
面接でよく聞かれる「あなたの就職活動の軸を教えてください」という質問。これは、企業側があなたが明確な基準を持っているかを確認したいからです。就活では自分の価値観に基づいた軸を持って、その軸に基づいて企業を選ぶことがとても重要です。なぜなら、それが「志望動機」の熱意にも表れるからです。軸があやふヤな学生は熱意さえもホンモノとは思ってもらえなくなります。
この記事を読んだあなたなら、もう企業探しができるでしょう。さっそくあなたにとっての「絶対に譲れない要素」を複数見つけて、それを基に企業を比較して、企業の選択をしてください。きっとあなたにピッタリの企業を見つけることができるはずです。あなたの就活を応援しています!
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