こんにちは。就活アドバイザーのSINOです。
就活中のみなさん、エントリーシートでこんな悩み、抱えていませんか?
「自己PRやガクチカを書いているけれど、なかなか選考を通過できない…。」
そんな方は、ちょっと見直してみてください。もしかして、自分の強みを「自分目線」で伝えていませんか。
企業の採用は、あなたがどれだけ優秀かということだけ見ているわけではありません。「自社の求める人材像とマッチしているかどうか」 を見ているのです。
あなたの自己PRやガクチカは企業側の目線で書かれていますか? 志望する業界、職種に求められるスキル・価値観をきちんと理解しているでしょうか。その答えがわからない人は、企業研究不足です。まずは企業研究を深めましょう。
自分の強みを自分目線でPRできるというだけでは、面接でも手ごたえを感じることは少ないでしょう。なぜなら、就職活動は「自己理解 ✖ 企業研究」で成り立つものだからです。その理解を深めるために、この記事では、企業採用のリアルをお伝えしようと思います。知っておくことで、きっと気づくことがあるでしょう。
新卒採用の現場でいま、企業がどのように採用を進めているのか。あなたの就活の意識を変え、エントリーシートの通過率を上げられるように、考えるヒントを提供します。
目次
企業は「マッチング」を重視している
新卒採用で企業は、単に優秀な人が欲しいというわけではありません。「自社で活躍できる人材を採用したい!」そう思っています。これはどの企業も共通です。そういった人材を見抜くために、最近はAIを導入する企業も増えています。とくに、応募者の多い企業などは、AIの活用は効果的です。企業の採用活動は「AI+人の目」のハイブリッドへ移りつつあります。AI選考を活用しつつ、最終的な判断には人の目を加えることで、選考の質と効率を向上させる。これは、企業人事の業務負担の削減のみならず、人材ミスマッチを防ぐことができると期待されているのです。
たとえば、シンキットというAIツールがあるのですが、。これは、エントリーシートの内容や、適性検査の結果を分析してくれるAI。応募者の適性を5段階でスコアリングし、企業の採用基準と応募者とのフィット度を測れます。
自社の求める人材と学生が、どれくらいフィットするかを、簡単にスコアリングできますから、、企業は効率よくマッチングする人材を見極めることができるでしょう。
つまり、企業が重要視している点は「自社の事業や職種に合ったスキルや適性を持っているかどうか」です。
「私はコミュニケーション能力があります!」とか「私はリーダーシップがあります!」というような、漠然とした強みを書いたエントリーシートはNGなのです。
もちろん、すべての企業が「AIを活用した採用」をしているわけではありません。しかし、「自社と学生とのマッチングが採用の焦点』であることは理解できたと思います。
自己PR・ガクチカは「マッチング視点」で考える
では、学生はどのように自己PRやガクチカを考えればよいのでしょうか?
まずは、志望する業界・職種が求める人材像を理解する
● 企業の採用ページや採用担当者のコメントを確認。どのような人材を求めているのかを把握する
●過去の内定者の特徴を分析する。(会社説明会の場などを利用して確認しましょう)
自分の強みが、その業界・職種にどう活かせるのかを考える
●例えば、「リーダーシップ」が強みの場合。営業職なら「顧客を巻き込む力」として。
開発職なら「チームをまとめる力」として伝えるのは効果的かもしれません。
●「ただの強み」ではなくて志望する業界・志望する職種を意識する
あなたのその強みは、入社後にその仕事でどのように役立つのか
企業のビジョンや価値観と自分の経験を結びつける
● 企業のミッションや、事業内容を理解しておく。
それに共感した上で、自己PRやガクチカを構成する。
●「私はこういう経験をしており、貴社の◯◯な価値観に共感しました。
そのため、貴社で△△として活躍したいと考えるようになりました。」といったストーリーをつくる。
AIの時代でも結果的に「人」が「人を見る」
AIが採用に活用される時代であっても、基本的には導入の部分であり、採用の中盤からは人の目で判断されます。
自分らしさを大切にしながら企業が求める人材像とリンクさせることが大切。「熱意」や「人間性」は、何よりも大きな評価ポイントになります。自分の強みと企業のニーズをマッチングさせるだけでなく、「この企業で働きたい!」という気持ちを伝えること! このことも、絶対に忘れないようにしましょう。
企業が求める人材とマッチングする自己PR・ガクチカを書くポイントはココ!
「この業界・職種で求められる人材として、どう活かせるか?」を意識することが大切です。
自己PR・ガクチカを書くときは、下記のポイントを意識しながら書くことが最重要です。
●企業は「マッチング」を重視している。
●志望する業界・職種の求める人材像に合致させる必要がある
●企業のビジョンや価値観と自分の経験を結びつける。(より説得力のあるアピールができる)
企業がどのような視点で採用を行っているのかを理解していれば、採用担当者の目線に立ったエントリーシートを作成することができます。きっと、選考通過率を高めることができるはず。さっそく、あなたの強みを、志望する企業の求める人材像と結びつけてください。いまよりずっと説得力のある、魅力的なエントリーシートになるでしょう!


コメント