こんにちわ。就活アドバイザーSINOです。就活でライバルと大きく差をつけるには「志望動機」で差をつける!それに尽きます!ここでは、「この業界になぜ興味をもっているのか?」という質問に対して、効果的に答えるためにはどのような準備をすればいいのかを詳しくアドバイスをします。
この質問にしっかりと答えるためにも「業界研究」は欠かせないのは当然ですが、ふつうに業界の情報を収集するだけではあまり意味がないのです。
業界研究をしたその情報を「どう活かして具体的な志望理由や話すポイントに結びつけていくか」が最も重要です。エントリーシートを書いたり面接で自分をプレゼンテーションするときに必要になる自分ならではの答えになるのでとても大事です。これが就活成功のキモですので、しっかり理解して欲しいと思います。
私は就活アドバイザーをしていますが、元は企業人でした。大手制御機器メーカーでは役員をサポートする業務に就いていたこともあり、その頃から日経新聞の購読は当たり前でした。ビジネス雑誌やビジネス書を読むことは、現在の私の趣味でもあります。こんな私からすると企業を知ることや社会を知ることが「とてもおもしろい」です。なぜならこれからの日本を作り、変えてくれるのは企業であり新しいビジネスだからです。
あなたも業界について知り、新しい知識をどんどんつけていくことをぜひ「おもしろい!」という気持ちで取り組んでもらえたら嬉しいなと思います。そうすると就活にもポジティブな影響として現れてがくるのではないかと思います。業界研究や企業研究は内定獲得のために欠かせないプロセスです。「苦手」と感じている人も多いと思うので、ここの記事では、自分の志望する業界をどのような視点で「研究」して、伝えたり書いたりすれば効果的なのかを私なりにアドバイスします。
目次
業界に対する感じ方を明確にする
「この企業で働きたいです!」と就活生が述べるなら、同時に「○○業界で絶対に働きたい!」と思っていて当然と採用側は判断します。面接官はこの業界への熱意をうかがうための質問をしてきます。
「あなたがこの業界を志望した理由はなんですか?」
この質問にしっかりと回答できますか?
出来ない人は、記事を読み進めながら業界に対する理解を促進してください。私が就活生の相談を受けていると「業界研究はしたけれど、何をどう答えていいかわからない。」という人がよくいます。思ったことを言葉にするのが苦手という人、今からでも遅くはないので業界研究に再び取り組み、言葉にする練習をしましょう。
業界研究を活かすためのポイント
✔ 志望理由を明確にして、自分の経験と業界の関連性を強調する
✔ 業界の現状と課題を理解して、自分なりの意見を持つ
あなたが「感じたこと」を「具体的な言葉に変換」してみてください。「自分の価値観とマッチングさせること」で具体的で説得力のある志望動機ができあがります。ポイントは「あなたが感じたこと」です。もう少し詳しく説明してみます。
志望理由を明確にするって?
【業界を志望する具体的な理由を用意する!】
「あなたはなぜ〇〇業界を志望するのですか?」という質問には、具体的な理由が必要です。
業界研究を通じて得た情報を基に、志望理由を明確にしましょう。
例えば「金融業界」を志望する場合、
「金融業界の安定性と成長性に魅力を感じています。わたしは数字を扱うことが得意なので、金融業界こそ自分の強みを存分に活かせると考えて志望しました。」
といった具体的な回答を用意することです。
自分の経験と業界の関連性を強調するって?
自分の経験やスキルと業界の関連性を強調するというのは、先ほどの例と同じように関連付けて話すということで、例えば、アルバイトでレジを担当した経験がある場合は、それを金融の仕事にどのように活かせるかを説明します。
「アルバイトのレジ業務で、お金を管理するという経験を通じて、金融業界での仕事に活かせるスキルや責任感を身につけました」
と伝えることで、具体的な志望理由を示すことができます。
業界の志望動機を見つける【4ステップ】
【ステップ1】「なぜこの業界に?」を自分に問う
「あなたは〇〇業界に対してどのように感じていますか?」
自分自身にこの質問をしてみましょう。業界に対する自分の感覚や印象を、具体的な言葉に置き換える練習をします。
例えば、自動車業界について「技術革新が進んでいるな」と感じた場合、それを「自動車業界の技術革新に大変魅力を感じています」と言い換えてみてください。このように、自分の言葉で具体的に表現することで、業界研究の成果を自分の意見として伝えやすくなります。
こういった「どう思うか?」「どう感じるか?」というような質問が苦手な人もいるので、自分の思ったことがなかなか伝えられないという人は練習しておくこと。
自分の言葉に置き換えて話すコツがあるのでシェアします。たとえば、「自動車業界は技術革新が進んでいるな。」と、企業研究を行った結果感じたとします。
それを自分の言葉でこのように言いかえてください。
「自動車業界の技術革新に大変魅力を感じています。」
こう言い換えることで業界研究で得た知識があなたの言葉として変換され相手に伝わります。
さらに、「大変魅力を感じています。」のポイントについて、どういった点に対して魅力を感じているのかも併せて考えておくこと。その魅力に思う理由までを伝えることで、さらにその業界への熱意が真実性をもって伝わります。
【ステップ2】業界の現状と課題を把握する
業界の現状と将来性について把握して理解を深めます。
『〇〇業界 現状 将来性』などのキーワードを入力してインターネット検索してください。するとたくさんの情報が出てきます。業界の現状や専門家の意見、ニュース記事などを読むことで、業界の現状や課題、将来や予測される方向性などを理解してください。業界セミナーやイベントに参加するのも良いかもしれません。業界で働く人々とのネットワークを通じて、実際に働いている人の声を聞いておくことも重要な業界研究になります。また、良い部分だけでなく、課題などを理解することで、より興味がわいてくるでしょう。将来自分が出来ることも具体化してくると思います。
注意点:インターネット上には多くの情報があり、すべてが正確ではないことを念頭に置きましょう。正しい情報を見極め、自分なりの見解を持つことが重要です。「この業界はブラックだ」などと書いてある記事もよく見ますが、自分が正しい目を持って見極めることができれば、そういう情報を鵜呑みにして流されることもなくなります。自分なりの知識を持ち、考え方や意見をもっていることが大事です。
【ステップ3】自分と業界のマッチングを考える
「自分の価値観」と「業界の魅力」のマッチング。
自分が感じたことが自分の価値観や目指すキャリアとどのようにマッチしているかを考えます。
業界と自分とのつながりを拾い出そう。
部活動やアルバイト、生活の中でのちいさな体験などから、自分とその業界との関連性や興味を持ったきっかけを拾い出してみましょう。その業界に興味をもつきっかけが、前からあったのかもしれません。みつけたら、これも就活ノートに書いておいてください。志望動機に使えるかもしれません。
【例】「技術革新に興味がある」と感じたならば、なぜその技術革新に興味を持ったのかを深掘りします。自分の過去の経験や興味、価値観と業界の魅力を結びつけることが重要です。
「私は常に新しい技術を学び続けることにやりがいを感じます。こういった私の性格を活かし、技術革新が進む自動車業界で発展に貢献したいと考えています。」
【ステップ4】自分がどのように貢献できるか
その業界の課題に対して、自分がどのように貢献できるかを考えてみてください。
例えば、IT業界の場合、セキュリティの問題が大きな課題となっています。この課題に対して自分がどのように貢献できるか、具体的な対策やアイデアも考えてみましょう。
将来性に対するあなたのビジョンを持つ。
業界に対しての自分なりのビジョンを持ち、それを伝えられるように準備してください。具体来なビジョンを持つことで
面接でのアピールポイントになります。
【例】「情報セキュリティの強化を通じて、サイバー攻撃から企業や個人を守り、安全なデジタル社会の構築に貢献したいと考えています。」
このような具体的なビジョンを準備しておくと良いですね。
面接ではこれを伝えるなければならないので、「自分なりの意見を伝える」という記事があるので、そちらも併せて読んでいただくことをおススメします!
最後に
業界研究を通じて収集した情報を基に自分なりの意見をまとめましょう。単純に情報を集めて知識を増やすだけではなくて、自分なりの見解を持つことで、面接での質問に対して具体的に回答が浮かぶようになるからです。
さらに自分の意見を持つだけでなく、それを他人に伝えるスキルも磨いておく必要があります。友人や家族に自分の意見を話す練習をあらかじめしておくことで面接でのコミュニケーション能力を高めることができます。自分の考えを相手に伝える方法という記事も別に書いていますので、そちらも併せてチェックしてください。
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