こんにちは、新卒就活アドバイザーのSINOです。インターンシップに参加しようと思ったものの、どの企業のインターンシップに参加すれば良いのか決められない――そんな悩みを抱えていませんか?今回はインターンシップの選び方について具体的にアドバイスします。インターンを決める前に読んでもらえたら効果的と思います。志望する業界や企業がある程度決まっている人、そしてまだ決まっていない人に対してそれぞれに合った選び方を提案します。
目次
インターンシップの新ルールを踏まえた選び方
まず、2025年卒からインターンシップのルールが大きく変わりました。これまではインターンシップの目的が「キャリア教育」に重きを置いていましたが、新ルールでは、一定の条件を満たせばインターンシップで得た情報を採用活動に活用できるようになりました。この変化は短期と長期のインターンシップの選び方にも大きく影響を与えます。
志望する業界や企業がすでに決まっている人へ
志望する業界や企業が決まっている人にとって、『第一志望の企業』だけでなく、『同業他社』のインターンシップに参加することをおすすめします。同業界の他企業と比較することで、業界全体の理解が深まり、自分の価値観や意思決定の基準を明確にできます。それぞれの企業でしっかりとメモをとり、それぞれの企業の長所や短所などをチェックしてきましょう。業界や企業研究が深まります。
たとえばA社とB社では同じような商品やサービスを提供しているとします。「自分はA社が良い」と感じているのなぜなのか。何に価値を感じているからそう思うのか。他社と比較することで、自分の意思決定の基準がハッキリしてきます。就活本番が始まる前に自分の価値基準を明確にすることは重要です。
さらに、長期インターンシップを選ぶことで、実際の仕事や職場環境に深く関わり、企業側からのフィードバックを得るチャンスが増えます。新ルールのもとでは、インターンシップで得た経験やスキルが採用選考に直接影響を与える可能性があるため、長期インターンで企業に自分のスキルや適性をしっかりアピールすることが、内定への近道になるかもしれません。
志望する業界や企業がまだ決まっていない人へ
志望がまだ定まっていない人は広い視野で業界や企業を見渡すことが大切です。興味を持てる企業や好きな商品を扱っている企業のインターンシップに参加することで、新たな発見や興味を引き出すことができます。
特に、短期インターンシップは様々な業界や企業を効率よく体験できるため、業界研究に非常に有効です。複数のインターンシップに参加することで、自分の興味や適性を見つける手助けとなります。短期インターンでも企業が参加者の情報を採用選考の一環として評価する可能性がないとはいえません。短期間でも手を抜かずに真剣に取り組むことが重要です。
- 短期インターンシップ
1日から数日間で企業や業界の概要を把握できるため、多くの企業を比較検討したい場合には最適です。新ルールのもとでは、短期インターンシップでも企業が学生のパフォーマンスを採用選考の一環として評価する可能性があるため、短期間でも全力で取り組むことが重要です。
志望する業界や企業が決められない人へ、より具体的なアドバイス
志望する業界や企業がまだ定まらないなら、自分の趣味や好きな商品を扱っている企業など、少しでも興味を持てる企業のインターンに参加してみてはいかがでしょう。たとえば、ファッションに興味があるならアパレル業界、ゲームが好きならゲーム開発会社など、自分の「好き」に関連する業界から選んでみると良いでしょう。
一方で、どの業界にも全く興味が持てないという人もいるかもしれません。しかし、インターンシップは自己理解や業界・企業理解を深めるための貴重な機会です。たとえば、「自分には向いていないかもしれない」と思っていた業界や、全く知らなかった企業のインターンに参加することで、新たな視点や発見を得られることがあります。
例1:
このように、知らないままでいるよりも、まずはインターンに参加してみることで、自分の適性や興味を発見できる可能性が広がります。
短期インターンシップを上手に活用する
短期インターンシップは、1日から数日間でその業界や仕事について知ることができるため、日数的な負担が少なく、効率的に業界研究を進められるのが特徴です。たとえば、1Dayインターンシップでは企業の事業内容を知るだけでなく、実際の業務を体験できるワークショップ形式のプログラムが用意されていることも多いです。
例えば、ある企業のマーケティング業界の1Dayインターンに参加では、商品企画やプロモーション戦略をチームで考え、最後にプレゼンテーションを行うといったプログラムです。これにより、参加者はその業界の仕事の流れや、求められるスキルを実感することができるのです。短期間でもその業界の具体的な仕事内容や職場環境を体感できるため、自分の興味や適性を確認するのに役立ちます。
インターンシップの内容と実施期間で選ぶ
インターンシップを選ぶ際には、自分が何を得たいのかを明確にし、その上で内容や実施期間を基準に選ぶと良いです。たとえば、将来マーケティングや企画職に就きたいと考えている場合、その分野に特化したインターンシップを選ぶことが効果的です。
例えば、もし、技術職を志望しているなら、プログラミングスキルを活かせるインターンや、新技術の開発に携われるプログラムを選ぶと良いでしょう。具体的には、企業が行うハッカソン形式のインターンシップなどが該当します。これに参加することで、技術力を企業にアピールするチャンスにもなります。
長期インターンシップは、特定のプロジェクトに長期間関わることで、より深い業務理解や実務経験を得られるため、将来的なキャリアを見据えた参加が推奨されます。
インターンシップの選びかた
- 興味のある業界・企業・職種から選ぶ方法
- プログラムの内容・実施期間で選ぶ方法
- 好きな商品やサービス・趣味で選ぶ方法
- 幅広く業界・職種を選ぶ方法
- 自分にとって身近な企業のインターンに参加する方法
最後に
行きたい業界や企業が明確なら、同業他社や関連企業のインターンにも参加。企業同士を比較検証して自分のモノサシをつくること。
行きたい業界がないなら、幅広く様々な企業のインターンシップに積極的に参加してみること。興味がないからこそインターンシップという機会があります。おおいに利用して自分の興味をつくらなければなりません。参加して企業と触れ合ってみることで気づきがあります。あこがれていた業界が自分にはあまり向いていないと感じることもありますし、逆に興味なかった業界や自分には無理だと思っていた仕事が、自分にもできるのではないかと思えてきたり、興味を持つきっかけになるということもあります。
特に、25年卒から導入された新しいルールによって、インターンシップでの経験が採用活動に直接影響することも増えました。これまで以上に自分のスキルや適性をアピールする絶好のチャンスです。だからこそ、インターンシップの選び方や参加の姿勢が、あなたの将来を大きく左右することを忘れずに、しっかりと準備をして臨んでください。ルール変更に関しては別記事に書いてありますので、詳細はそちらをご覧ください。
どの企業のインターンシップに参加するか、そしてそこで何を学び、どのように自分を成長させるかは、すべてあなた次第です。限られた時間を最大限に活用し、インターンシップを通じて自身の未来を切り拓いていきましょう!
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