就活を成功させたい、仕事で成果を上げたい、人生をもっと充実させたい!
こういった願いを叶えたい人のために記事を書きます。この願いを叶えるために必要なのは、特別なスキルや運だけではありません!実は「肯定の日常化」。すなわち自分と他者を肯定的に受け入れる思考法が大きなカギを握っています。
私は就活アドバイザーとして活動していますが、もう一つの顔として、「幸運をもたらす思考法」について電子書籍を出版したこともあります。就活生は日々の就活でネガティブに陥りがちですが、マインドをいかに正していくかが成功のカギとなります。また、それは就活だけでなく、仕事、人生においても同じことがいえます。
目次
面接に強い人と日常でうまくいく人の共通点
面接でいつも成功する人、日常生活でうまくいっている人。彼らには共通する思考力があります。それは次の2つを持っている人です。
- 自分に対し否定的にならず前向きに考える力がある(自己受容)
- 相手に対し否定的でなく良いふうにとらえて理解しようとする力がある(他者受容)
これらをバランスよく持ち合わせることで、自己肯定感が高まり、他者からの信頼も得られるようになるのです。
自己受容と他者受容
自己受容が重要な理由
自己受容とはそのままの自分を受け入れて肯定すること。自分に自信がないという人は、自分を否定的に捉えがちです。いつまでも自分を否定し続けていると、成長することができなくなってしまいます。ありのままの今の自分を受け入れ、自分を肯定することで、自信を持って前に進む力が生まれてくるのです。
■自己受容の具体例
たとえば、日常生活でこのようなネガティブな感情を抱くことはありませんか?
「自分は何もできない人間だ。」
「また失敗するかもしれない。」
「どうせまた怒られるんだ。」
このような考えを持っていると、あなたの中の「潜在意識」という場所に強く影響してしまいます。人の内側には「潜在意識」という無意識の場所があり、そこにマイナスのメッセージが刻まれると、人生の重要な局面で「無意識」にその影響が現れてしまうのです。
企業との面接の本番で、面接官からの突然きた質問に対して即答できないというのも、実はあなたの中の潜在意識がマイナスに作用している影響かもしれません。
他者受容が重要な理由
他者受容とは、相手を理解して肯定的に捉えることです。人でも物でも企業でも、良い面と良くない面が共存していることを理解する。日常生活で悪いところばかりが見えてしまうことは、確かによくあります。ですが、逆に、良い面も必ず存在しているのです。相手の良い面を見つけて、それを理解しようという気持ちを持つことで、お互いの信頼関係が築けてきます。
■他者受容の具体例
たとえば、以下のような場面を想像してみてください。
先生や親、先輩や友人が厳しい指摘をしてくる場面
悪い面だけを見る ➡ 「この人は厳しい」「この人はうるさい」 ネガティブな感情
良い面を見る ➡ 「成長を促してくれている」 期待されている
大学の研究やプロジェクトでミスをした場面
悪い面だけを見る ➡ 「仕事ができないと思われた」 ネガティブな感情
良い面を見る ➡ 「学ぶ機会が増えた」 次回は改善されることを期待されている
「肯定の日常化」は就活成功の基礎
就職活動では「肯定の日常化」を基礎中の基礎と心がけると、すべてが良いように進み始めます。
肯定の日常化のメリットについて、具体的に説明しましょう。
自己受容がもたらすメリット
自己受容ができると、自分の強みや弱みを正確に理解し、自信を持って自己PRができるようになります。面接での自己紹介や志望動機を述べる際、自己受容の力があると、自然と説得力が増します。例えば、次のような自己紹介ができます。
「私は○○のプロジェクトでリーダーを務め、チームをまとめる力を身につけました。失敗も経験しましたが、その度に学びを得て成長することができました。」
他者受容の実践的効果
他者受容の力があると、面接官とのコミュニケーションが円滑になります。企業の文化や価値観を理解して共感を示すことで、相手に好印象を与えることができます。例えば次のような回答ができます。
「御社の○○な企業理念に共感し、ぜひその一員として貢献したいと考えています。」
自己受容の方法
自己受容の第一歩は、日常的な考え方や発する言葉を変えること。自分に対して肯定的な言葉をかけることで、潜在意識がプラスに働くようになります。
潜在意識のネガティブな影響が面接でも浮き彫りに?!
例えば、面接で「この会社で長く働いていく自信はありますか?」と質問されたとき、マイナスの潜在意識を持っている人は、「・・・・・。」となってしまいます。自信を持ってすぐに答えが出ないのです。
しかし、プラスの潜在意識を持つ人「はい、大丈夫です。長く働く自信があります。頑張ります!」と即答できます。ここで即答の言葉が出れば、内定が決まる可能性は高いでしょう。
日頃から自分に自信を持ちポジティブな考え方を習慣化しておくことで、重要な場面でその力を発揮することができるようになります。
言霊(ことだま)の力を活用して自己肯定感を上向きに
日本には「言霊(ことだま)」という言葉があって、言葉には魂が宿っているとされています。プラスの言葉は自分の魂を変える力があるのです。例えば、次のようにネガティブな思考をポジティブに変換することができます。
「もうだめだ!」 → 「いま出来ることはなんだろう。とりあえず柔軟に考えてみよう。」
「なぜこんな目に遭わなきゃいけないんだろう?」 → 「いまの状況は、自分が試されているときなのかもしれない。」
「なぜ自分はいつもついてないんだろう?」 → 「こんな時もあるさ。次は頑張ろう。」
「なぜこんなにお金がないんだろう?」 → 「お金がなくてもできることはある。何をしようか。」
すべてに対してポジティブシンキングが大事です。肯定的な考え方に直すことを意識的に続けることで、自然と潜在意識につながり、それが作用していきます。これをずっと続けていくことでクセになって次第に否定的だった自分が変化していきますので、ぜひやってみてください。
他者受容の方法
他者受容も同様に、日常的な考え方や行動で変えることができます。相手の話を傾聴して、相手の良い面を見つけて、「理解しよう!」と思う心を持つことで、信頼関係が深まります。
ちなみに、私はかつてインテリアブランドのショップマネージャーをしていたことがあります。高級な商品を百貨店内でコンサル販売したのですが、イタリアのブランド側と百貨店との間を仲介するという役目を、私が責任者として行っていました。仕事をしていれば、ときにぶつかるようなこともありますが、他者受容を駆使しながら関係構築して、お客様が大勢集まる店舗づくりをしてきました。
ポジティブに相手を理解する方法
まずは相手の話をしっかりと聞いて、その上で肯定的な質問をする。
例えば、「いいですね。最近はどんな場所に行ったのですか?」など、相手が喜ぶような質問をしてみましょう。そして、相手から受けた話を肯定的に受けとめることで、相手からの信頼も高まります。
他者受容を実践するための具体的な方法
- 積極的に傾聴する
相手の話を中断せずに最後まで聞くこと。相手の感情や意見を尊重する。 - 感謝の気持ちを伝える日常的に相手に感謝の気持ちを伝える。
「ありがとう」「助かりました」など、些細なことでも感謝を表す。 - ポジティブフィードバックを行う
相手の良い点を具体的に伝える。改善点がある場合もポジティブな言葉で伝える。
「肯定の日常化」は、就活・仕事・人生を好転させるための強力なマインドセットです。自己受容と他者受容を日常的に実践することで、あなたの潜在意識をプラスにできれば、相手との信頼関係を築くことができます。とくに就職活動においては、この考え方を実践することで、自己PRや面接でのコミュニケーションがスムーズになり、内定獲得の可能性が高まります。もちろん社会に出れば、実践のなかで活かすことになります。ぜひ今日から実践を。あなたの未来が明るく変わる一歩です。
コメント