こんにちは!今回は「プレゼンテーション能力」をテーマにお話しします。『プレゼン力』は、仕事をする上で欠かせないスキルです。簡単に言うと、「自分の考えを相手に分かりやすく論理的に伝え、それを聞いた相手が納得し、共感してもらえる対話力」のことです。現代のグローバル社会では、このような豊かな表現力を持ったビジネス対話力が求められています。
目次
プレゼンで自分を上手に売り込む
プレゼンテーョンは就職活動における『面接』と非常によく似ています。実際に就活面接も『自分』という『商品』を企業にアピールするためのプレゼンの場です。
「御社の社員になりたい!」
「私はこんな能力を持っています!」
「こんな考え方を持っています!」
「こんな経験もしてきました!」
「だから、私は必ず御社で役に立てます!」
「有力な人材になれます!」
「だから、私を採用して下さい!」
このように、採用面接はあなたの意欲や強みを企業にアピールするプレゼンの場であり、内定はそのプレゼンが成功した証です。たまに、採用面接を「試験(テスト)」と勘違いしている就活生がいますが、面接はあなたがテストされる場ではありません。自分を魅力的にいかに表現できるかで勝負が決まります。
自分を上手に売り込むためのポイント
意識の持ち方次第で、面接での表現力は大きく変わり、その表現力次第で内定をつかむまでの距離も大きく変わります。私はかつて何度も企業面接を受ける側で経験してきました。新卒で大手信託銀行に入社して、その後、大手制御機器メーカーへの転職を成功させました。さらに、異業種に転職を経験していますが、面接で落ちた経験が一度もありません。もちろんいまとは時代背景が違いますので現代のみなさんの就活の厳しさとは異なりますが、面接が人と人とのコミュニケーションであることは今も昔も変わりません。私は面接は『自分を売り込む場』であることを、いつも念頭に置いて就職活動に挑んでいました。
重要なのは自分自身をいかに魅力的に伝えるか。採用面接では自分自身を上手にプレゼンテーションし、必ず成功させなければ内定はありません。
採用面接プレゼンの成功のために押さえるべきポイント
プレゼンで自分を上手に売り込むには、以下のポイントを押さえることが重要です。
プレゼン成功のための基礎の基礎
- 自分自身について深く知っておく(自己理解)
- プレゼン相手のことをよく知り理解しておく(業界・企業研究)
- 相手の立場に立って考え、相手目線になる(これ、すごく重要です)
プレゼンを成功させるためのコツ
- 一番に伝えたいことは何なのかを明確に
- 要点をまとめておく
- 相手に分かりやすく伝える
- 心の動きまで伝えることで相手に魅力的に伝わる
- 明るい表情で
- 目線と姿勢に注意
- 相手にしっかり届く声でハキハキ話す
- 適切な時間内で終わらせる
- 相手にとってのメリットを伝えることができるかが勝負
自分をうまく売り込むことができなければ、企業から高評価を得ることはできず、面接を通過できませんし、もちろん内定ももらえません。内定がもらえなければ、社会人としてのスタートも遠くなってしまうかもしれません。できるだけ早いうちにスキルアップしておくべきです。
+アルファのコツ①:論理的に伝える
- なぜそうなったのか、または、なぜそう考えるようになったのか?その経緯を整理して簡潔に伝える
- 自分の考え方や想いを根拠を示しながら発言することで説得力が増す
+アルファのコツ②:感情に訴えかける
- 自分のことだけを語るのではなく、相手が何を考えているのかを考えて、相手が知りたい、聞きたい、望んでいることをイメージしながら話しをする
- 相手の気持ちを動かすことができれば、プレゼン成功!
プレゼンテーションの内容構成
プレゼンをするときには、頭の中でPREP法を思い浮かべて話をすると、抜けがなく、論理的に話ができます。PREP法は、効果的なプレゼンテーションやコミュニケーションのためのフレームワークです。PREPは、Point(ポイント)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(再確認)の略です。就活の場合は、最後のPointは【まとめ】と考えればよいと思います。
まず主張したいことを明確に述べて、その後に理由を説明します。次に、その主張を裏付ける具体的なエピソードを話して、最後にまとめながら意欲を表現すると良いでしょう。この構成により、論理的で分かりやすいプレゼンテーションになり、相手に説得力を持って伝えることができます。ちなみに面接で話すときだけでなく、エントリーシートの文章作成も同様です。
【PREP 法】
P=Point
(主張したいことをはじめに伝える)
R=Reason
(その根拠を話すことで主張に説得力を持たせる)
E=Example
(事例、具体的なエピソードを述べる)
P=Point
(最後は全体をまとめて結論を伝える)
採用面接は自分自身をプレゼンテーションすることです。プレゼンが苦手という人でも、今からトレーニングを始めれば大丈夫です。授業や普段の生活の中で、あなたの能力を磨き高める機会を見つけてトレーニングを始めましょう。その努力は必ず、就活成功への近道になります。
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