こんにちは、就活アドバイザーSINOです。「志望動機」は採用面接ではテッパン質問です。「志望動機」って実は「自己PR」や「ガクチカ」より企業では重要視されているってご存じですか?
社会・業界・企業の理解が足りないままでエントリーしていませんか?
企業の本番エントリーに挑むときには「自己理解」「業界研究」「企業研究」が完了している必要があります。これらが浅かったり、とりあえず「受けてしまおう」の人は志望動機が書けないのは当たり前。添削以前の準備不足といえます。
業界研究、職種研究、業種・職種の絞り込み、企業研究というプロセスを経て「志望動機」が完成します。その流れのなかで、志望企業が練り上げられていき、独自の志望動機(オリジナルストーリー)が作られていくものです。
「面接で志望動機をうまく語れない」という人や、「エントリーシートがなかなか通らない」という人、原因のほとんどが「企業研究不足」です。これは実際に私が就活生を支援しながらいつも感じています。
ここでは、志望動機を作成する際のポイントや具体的な方法をお伝えします。「志望動機が苦手」という人、「まだ企業研究が足りてない」という人は、この記事を読んで、いますぐに企業研究を進めてください。あなたの志望動機を探すための着眼点を私なりにシェアしていきます。改めて企業理解を深めてみてください。
目次
志望動機の基本
「当社を志望する理由は?」 この質問を受けたら、あなたがなぜその会社を選び、エントリーしたのか?その理由を明確に、効果的に伝えることが重要です。
志望理由を探すポイント
志望動機を考える際には、以下の視点を取り入れて会社の特徴や魅力を掘り下げてみましょう。ここでは、各ポイントから志望動機をどのように導き出すかを詳しく説明します。
【志望理由を探すポイント】
- 事業内容に興味を持てるか
企業の事業内容を調べて、自分の興味や関心とどう結びつくかを考えてみます。例えば、IT企業を志望する場合、「私は学生時代にプログラミングを学び、IT技術に強い関心があります。御社の事業内容であるAI開発プロジェクトに参加して、自分の技術を活かしながら更に成長したいと考えています。」というふうに繋げると良いでしょう。
- その職種に魅力を感じるか
自分が希望する職種について調べて、具体的にどのような業務に魅力を感じるのかを明確にします。例えばマーケティング職を志望する場合、「大学でマーケティングを学び、消費者のニーズを捉えることに興味を持ちました。御社のマーケティング部門で新商品の市場調査やプロモーション活動に携わることで、消費者との関わりを深めたいと考えています。」のようなイメージです。
- 商品やサービスに魅力を感じるか
企業の商品やサービスに対する興味を具体的に述べて、それが志望動機にどう繋がるかを説明します。例えば、「御社の製品である〇〇を使用して以来、その品質の高さに感銘を受けました。私もこのような素晴らしい製品の開発に携わり、さらなる価値を提供できるのではないか考えました。私は大学で数々のものづくりに携わってきました…」という風に表現します。
- 企業理念や方針に共感できるか
企業の理念や方針を調べて、自分の価値観や信念と一致する点を見つけます。「御社の『お客様第一』という理念に深く共感しています。私も大学時代のボランティア活動でお客様に喜ばれるサービスを提供することの大切さとやりがいを知っています。だからこそ、この理念のもと御社で働きたいと強く思いました。」というような流れで繋げるのはどうでしょう。
- 社長の考え方に共感できるか
社長のインタビューやメッセージを読み、その考え方やビジョンに共感した点を具体的に述べます。「御社の社長がインタビューで述べられていた『挑戦を恐れず、新しい価値を創造する』という言葉に強く共感しました。私もその考え方を持ち、御社で新しい価値を創造する仕事に挑戦したいと考えています。」と志望動機にします。
- 将来性があると感じるか
企業の成長性や将来性について調べて、それが自分のキャリアプランにどう影響するかを述べます。「御社はAI技術を駆使して、新たな市場を開拓し続けており、そのイノベーションに強く惹かれました。私も大学でAI関連の研究をしており、この分野での知識を御社で活かし、共に成長していきたいと考えています。」という形で繋げます。
- 自分が活躍できそうか
自分のスキルや経験がどのように企業に貢献できるかを具体的に述べます。「私は大学で〇〇のプロジェクトにリーダーとして参加し、チームをまとめる力を培いました。この経験を活かし、御社でもリーダーシップを発揮してプロジェクトの成功に貢献したいと考えています。」と志望動機にします。
これらの着眼点を複数、組み合わせて、あなたの経験や価値観と繋げることで、オリジナリティのある志望動機を作成することができます。
企業が志望動機を重要視する理由
企業が志望動機を聞くのには理由があります。おもに以下の点が挙げられます。
- 数多くの企業の中から当社を選んでくれた理由を知りたい
- 自社のニーズとマッチした人材かどうかを知りたい
- 意欲の度合いを判断したい
- 入社後どのように活躍したいと考えているか知りたい
特に重要なのは、「他ではなくなぜ当社なのか?」という点です。企業は志望者の企業研究の度合いや入社の熱意を見抜こうとしています。
志望動機でなぜ熱意の度合いがわかるのか「婚活」を例に説明します
就職活動は婚活に似ていると私は学生によく話します。「自分と結婚して欲しい」と告白したときに、「なぜ私と結婚したいの?」と聞き返されることに似ています。大勢の人間が存在する中で、なぜあなたは「私」を選んだのか?選ばれた側はその理由を知りたいのは当然です。「その人だから」選んだのであれば、「私」の魅力的なところや共感できる部分などがわかっているはずです。それなのに明確な答えがないなら、信頼性に欠けると感じるのは無理もありません。本気ならば本気のアプローチができるはずです。
就職活動の志望動機も同じです。志願するなら「この企業だから」選んだということを理由を付けて明確に伝えて欲しいと思っています。
「なぜ、当社なのですか?」の質問に対する回答が漠然としていたり、他社でも同じことを言っているような内容では、良い結果は得られません。
反対に「うちの会社のことをよく調べてくれたな。」「良さを理解してくれているんだな。」と伝われば、「この人ならば一緒に働いてもいいな。」「仕事を任せられそうだな。」と採用側は感じるかもしれません。
志望動機の中身が薄い人の特徴
- 業界・職種に対する理解が低い
- 企業研究不足
- どの会社にも当てはまる志望動機
- 受験している業界がばらばら
- とりあえず就活しているように見える
志望動機は「企業研究」なくしては得られない
「熱い志望動機を作成すること」が内定への最も近道です。志望する企業をしっかりと研究ればいいのです。まだ「志望動機の中身が薄い」という人は早急につぎのことを進めてください。
「志望動機の中身が薄い人」が早急に進める3つのこと
- 自己理解
あなたが何に興味を持っていて、どのような価値観を持っているのかを理解することから始めます。あなたの強みや弱み、興味関心を明確にすることで、どのような企業が自分に合っているのか判断してください。
- 業界研究
自分が興味を持つ業界について詳しく調べます。その業界の現状や将来性、主な企業の動向を把握することで、志望する企業の特徴を理解しやすくなります。業界研究を通じて、どの企業が自分の価値観やキャリアプランに合っているかを見極めることができるようになります。
- 企業研究
具体的に志望する企業について詳しく調べます。企業の事業内容、商品・サービス、企業理念、経営方針、社風などを理解することで、あなたがその企業でどのように活躍できるかを具体的にイメージしてください。また、企業の強みや課題を把握することで、どのように貢献できるかを明確にすることが大事です。
コレを意識すると志望動機づくりがラクになる
これらを意識することで、志望動機づくりがラクになりますのでやってみてください。
- 企業の良いところをたくさん見つける!
- それを就活メモに箇条書きで記録する!
- それらをつなげて文章化する!
採用者に喜ばれる「志望動機」を作成し、それを面接で伝えられたらば必ず内定につながります。あなたの就活を応援していますので、頑張ってくださいね。よかったら他の記事も読んでくださいね。
コメント