こんにちは。就活アドバイザーのSINOです。インターンシップ、積極的に参加していますか?
ここではこれからインターンシップに参加を予定している就活生に向けての記事を書いていきます。大学3年生はいま夏のインターンシップが本格化していますが、選考をなかなか突破できなくて悩んでいる人も多いと思います。インターン選考を突破するためには具体的にどうにしたらよいのか。
その悩みの解決の方法を、できるだけ具体的に詳しくアドバイスしていきます。エントリーする前にしっかり理解して、あなたが行きたい企業のインターン選考を通過してください!
目次
インターン選考で結果が出ずに悩む人は確認を!
インターンシップに対して高い参加意欲を持っていても、選考で落ちてしまう学生には共通する理由があります。まず、企業の本音を理解していないことが挙げられます。企業は優秀な学生に会い、自社への理解を深めてもらいたいと考えています。選考では「自社で活躍する可能性があるか」を見極めるため、自己PRやガクチカを重視していますが、これを把握していない学生は落ちやすいです。
次に、自己PRやガクチカに魅力が感じられないことも要因です。自己PRやガクチカはエントリーシートや面接で必須の項目ですが、単なる事実の羅列ではなくて、「なぜその取り組みをしたのか」「どのように頑張ったのか」を具体的なエピソードで裏付けることが重要です。これができていないと、企業に対して魅力的に映りません。
さらに、志望動機に説得力がないことはさらに大きな落選理由になります。志望動機は、なぜこのプログラムに興味を持ったのかのみならず、なぜこの企業にインターンシップでなければだめなのかも相手に伝わらなければなりません。
私は大学3年生のインターンシップ選考のエントリーシート添削をこれまで数えきれないほど行ってきましたが「この企業でなければならない理由」が抜け落ちている人、非常に多い印象があります。
これをしっかりと説明できない人は「どこでもいいからインターンに行っておきたい」と考えている傾向がありますが、企業サイドにしてみれば、「インターンに参加した学生の中から優秀な人材を確保をしたい」と考えているところもあり、そのような企業はこういった学生はインターン参加の選考から外します。その理由は、その企業に対する理解や意欲が伝わってこないからです。
つまりこの学生は「どの企業でもいいからインターンに行きたいと考えている人」もしくは「そのプログラムだけが目当てで参加したいと思っている人」と推測されるからです。
では、インターン選考をいつも突破する人に共通していることとは何か。
それは下記の5つが網羅されているということです。
【インターン選考突破のための5つの方法】
1:企業の本音を理解する
2:魅力的な自己PRとガクチカ
3:説得力のあるインターン参加理由(志望動機)
4:参加意欲と熱意をアピール
5:積極的に挑戦する姿勢を見せる
では、これらをひとつひとつ詳しく説明します。
1: 企業の本音を理解して!
企業はインターンを通して優秀な学生にできるだけ多く会い、自社への理解を深めてもらいたいと考えています。企業が選考を設ける理由は、「ウチで活躍する可能性があるか」を見極めるためです。
自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れて取り組んだこと)を通じて、学生がどんな強みや魅力を持っているかを確認しています。企業が求める人材像を理解し、自分がそのニーズに合致することをアピールしましょう。インターンの段階から選考が始まっていると理解して挑むことが大事です。
2:魅力的な自己PRとガクチカを準備しよう!
インターンシップ選考においても自己PEやガクチカをエントリーシートに書く必要がある企業も多いです。本選考の面接でも必ず確認される自己PRとガクチカは、自分の強みをアピールするものですが、それを裏付ける具体的なエピソードをしっかりと盛り込みながら、単なる事実の羅列ではなくて「なぜその取り組みをしたのか」「どのように頑張ったのか」を明確に伝えることが重要です。
自己理解をしっかり行ったうえで自己分析を行い、自分の強みを具体的に表現してください。
なるせ
3:説得力のあるインターン志望動機を作ろう!
インターン参加の「志望動機」は特に重要です。ここが一番出来ていない学生が多いようなので、しっかり理解してください。以下の「3つの要素」すべてがインターンシップの参加理由として書かれていることが必要です。
■これら「3つの要素」すべてインターン参加理由に入れること!
1、なぜこのプログラムに興味を持ったのか
2,なぜこの企業に注目するのか
3,このインターンシップで何を学びたいのか
「当社のインターンに参加するきっかけは何ですか?」
「当社のインターンに参加する理由をお聞かせください。」
これらの質問はすべて「この企業のインターンの志望動機」です。
あなたの志望動機はこの3つすべて書かれていますか?
いますぐ見直しましょう。何度も言いますがこの3つの要素をすべて網羅することが通過のポイントです。この3つが揃っていないと、この企業に対する理解や意欲が十分に伝わりません。
私は就活生のES添削をしますが、この3つを網羅した志望動機を書いてくる学生は意外に少ないです。とくに「この企業を注目する理由」は多くの就活生が抜け落ちています。
以下に具体的な例を挙げてみますので、参考にしてください。
例1: 【理系学生の例】
- なぜこのプログラムに興味を持ったのか 私は大学で機械工学を専攻しており、特にロボティクスの分野に興味があります。貴社のインターンシッププログラムでは、最新のロボット技術を実際に開発するプロジェクトに参加できると知り、その機会を通じて実践的なスキルを身につけたいと考えています。
- なぜこの企業に注目するのか 貴社はロボティクス業界でトップクラスの技術力を持ち、〇〇〇に〇〇〇するなど、多くの革新的なプロジェクトを手掛けていることから、その活動内容に強く惹かれ、成長できる環境があると感じました。
- このインターンシップで何を学びたいのか このインターンシップを通じて、理論だけでは得られない実践的な開発スキルを身につけ、特にチームでのプロジェクトマネジメント能力を高めたいと考えています。将来的には、貴社の技術を活かして社会に貢献できるエンジニアになりたいと思っています。
例2: 【文系学生の例】
- なぜこのプログラムに興味を持ったのか 私は経営学を専攻しており、マーケティングの分野に強い関心があります。貴社のインターンシッププログラムでは、実際のマーケティング戦略の立案と実施に関わることができると聞き、自分の知識を実践で試してみたいと考えています。
- なぜこの企業に注目するのか 貴社は消費者向け製品のマーケティングにおいて高い実績を持ち、〇〇〇に〇〇〇をされるなど多くの成功事例を持っています。そのため、貴社での経験が私のキャリアに大きな影響を与えると確信しています。
- このインターンシップで何を学びたいのか このインターンシップを通じて、マーケティング戦略の立案から実施までのプロセスを実際に体験し、特にデータ分析を用いた効果測定のスキルを身につけたいと考えています。また、チームでの協働を通じて、コミュニケーション能力をさらに高めたいと思っています。
●「志望動機」で差をつける! /企業研究から具体的な書き方まで実践ガイド
●『なぜこの業界に?』で明確な答えを出すコツ/成功のポイント徹底解説
4:インターンへの参加意欲と熱意をしっかりアピール!
参加意欲や熱意をしっかりアピールすることも大切です。企業はインターンシップに「費用」と「時間」をかけています。熱意をもって参加してくれる学生からの積極的な姿勢をとても期待しています。よく面接で、「何か質問はありますか?」と聞かれることが多いですが、その際には企業や業界に対する事前調査を活かして、具体的な質問を用意しましょう。自分のやる気を伝えるためには「事前準備」が大事になります。インターンシップも本選考と同じと考え、企業研究を行うことで面接官に積極的な印象を与えることができます。
5:積極的に挑戦する姿勢でエントリーしよう!
インターンシップ選考で選考落ちを恐れてエントリーすることを尻込みしないようにしましょう。選考に落ちてしまったとしても本選考に悪い影響はほとんどないです。安心してください。本選考は改めて志望度や熱意をアピールすればよいです。インターンシップの選考はあまり厳しくしていない企業もたくさんありますので、色々な企業のインターンに応募してチャレンジしてみると良いと思います。トライすることに意味があるので、視野を広く持って様々な業界や企業のプログラムに参加しましょう。
最後に
インターンシップ選考を突破するための具体的な方法を紹介しました。インターンシップで得た学びは本選考の自己PRに活かせますし、参加体験は就活全般においても有益です。ぜひ多くを吸収して自分の成長に繋げて欲しいと思います。インターンシップの選考が厳しそうな企業は、自己PRやガクチカ、志望動機も、本選考と同じように審査されると考え、自己分析や企業研究を早めに行うようにしてくださいね。参考にしていただける記事がほかにもあるのでリンクを貼っておきます。ぜひ、そちらの記事もご覧ください。
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